馬肉が筋トレやダイエットに効果があると耳にすることはあるものの、どうしてなのかはよく分からないので、食べようかどうか迷っている。
そういった方はあなただけではありません。
間違った食べ方をして効果がなかったり、馬刺しのイメージも強いことから生食への抵抗感がある人も多数です。
そこで、本記事では以下のポイントにフォーカスをして馬肉について紹介していきます。
・そもそもなぜ馬肉が筋トレやダイエットに効果的なのか
・馬肉はどんな食べ方をすれば効果的なのか
・馬肉は本当に安全なのか
上記のことに触れていきながら、馬肉がなぜ筋トレやダイエットにいいのかを見ていきましょう。
Contents
馬肉が筋トレやダイエットにいい5つの理由
まずはじめに、馬肉が筋トレやダイエットにいいのは次の5の理由があるからです。
・低カロリーで低脂質
・ビタミンや鉄が多く含まれている
・L-カルニチンの量が多い
・脂質の質がいい
・高たんぱく
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
低カロリー・低脂質
まず、馬肉の最大の特徴である「低カロリー・低脂質」が筋トレやダイエットに効果的です。
馬肉が低カロリーで低脂質である理由は他のお肉と比べてみると一目瞭然ですので、以下の表をご覧ください。
うま/赤肉/生(100g) | うし/[和牛肉]/かた/赤肉/生(100g) | ぶた/[大型種肉]/かた/赤肉/生(100g) | にわとり/[若どり・主品目]/むね/皮なし/生(100g) | |
カロリー | 102kcal | 183kcal | 114kcal | 105kcal |
トリアシルグリセロール(中性脂肪) | 2.2g | 11.2g | 3.8g | 1.6g |
カロリーに関しては、よく食卓に並ぶお肉と比べると「牛肉の半分近く」です。
また、豚肉や鶏ムネ肉よりもカロリーが少なくなっています。
1日の推定エネルギー必要量が【日本人の食事摂取基準(2020 年版)】では、運動をあまりしない成人男性で約2200kcal、運動をあまりしない成人女性で約1700kcalですので、馬肉のカロリーがいかに低いのかがお分かりいただけるでしょう。
また、余計な脂肪や肥満に繋がりやすい「中性脂肪」が少ないことも筋トレやダイエットに効果的な理由の1つです。
中性脂肪にいたっては「牛肉の5分の1以下」ですので、馬肉であれば無駄な脂肪分を摂取しなくて済みます。
健康的で効果的な筋トレやダイエットをサポートする豊富なビタミン群と鉄分
馬肉には「ビタミンB12」「ナイアシン」「ビタミンB2」「鉄分」など、豊富な栄養素が含まれています。
それぞれの筋トレやダイエットに対する効果は以下の通りです。
効果 | |
ビタミンB12 | アミノ酸、たんぱく質の代謝を助ける働き、悪性の貧血に有効 |
ナイアシン(ビタミンB3) | エネルギー代謝中の酸化還元酵素の補酵素 |
ビタミンB2 | エネルギー代謝、物質代謝 |
鉄分 | 主に酸素を運搬、筋肉代謝、体の成長や神経発達、細胞機能および一部のホルモン合成 |
ビタミンB12
疲労や体力低下に効果のあるビタミンB12が、馬肉には推奨量の3倍近く含まれています。
ビタミンB12は、体を動かす=エネルギーを消費するために必要な仕組みの中で、アシスタントとして重要な役割を果たしているビタミンです。
そのため、脂質やたんぱく質の代謝にビタミンB12は欠かせません。
また、脂質やたんぱく質の代謝をしているときに、ヘモグロビンを作るために欠かせない物質も作られるため、ビタミンB12は血液を作ることにも役立つことになります。
このような効果からビタミンB12は、筋トレ時のパフォーマンスの低下を防ぎ、ダイエット時の貧血予防にも効果的だと言えるでしょう。
健康的なトレーニングやダイエットをするために欠かせないビタミンB12。
馬肉には他の食事で補わなくても十分な摂取量が見込めるほど多くのビタミンB12が含まれています。
ナイアシン
ナイアシンは、糖質、脂質、タンパク質の代謝やエネルギー産生に関わる重要なビタミンです。
エネルギーを作るための代謝のなかでナイアシンは補酵素、つまり、代謝を手伝う重要な役割があります。
そのため、ナイアシンをしっかりと摂ることで代謝が順調に進み、ダイエットにも役立つということです。
また、代謝の仕組みであるATP産生やDNAの修復、合成、細胞分化などでもナイアシンは必要とされているため、多くのエネルギーを使う筋トレにも効果的であるといえるでしょう。
そんなナイアシンが馬肉には、100gあたり1日に必要な量の半分以上も含まれていることから、馬肉は筋トレやダイエットに適しているといえます。
ビタミンB2
ビタミンB2は多くの代謝に関わるため、効果的な筋トレやダイエットに非常に重要なビタミンです。
体の中では、エネルギーを作る仕組みが1つではありません。
そして、それぞれの仕組みでさまざまな物質が必要とされますが、ビタミンB2はその多くの場所で活躍しています。
多くの食べ物に含まれているビタミンで、馬肉も100gあたり一日に必要な量の4~5分の1ほどの量が。
他の食事と組み合わせることで、十分な量のビタミンB2を摂ることができるでしょう。
鉄分
鉄分はヘモグロビンの主成分として、全身へ酸素を運ぶ役割をしていることで有名ですが、ヘモグロビンが不足すると効果的な筋トレやダイエットが見込めません。
鉄分は一般的には不足しがちではありませんが、スポーツやダイエットをしている人は不足してしまうことがあります。
ダイエットの場合は食べる量を減らしたり、食べ物が偏ってしまうなどの単純に栄養のバランスが崩れることがほとんどの原因です。
一方、スポーツの場合は「運動性溶血性貧血」という、赤血球が破壊されることにより鉄が排出されてしまう現象が起こることも。
また、スポーツの場合は汗を書くことによって鉄分が失われることもあります。
鉄分が失われてしまうと、疲労感が出て筋トレをしにくくなったり、有酸素運動で十分な酸素が運ばれずにダイエット効果が減少してしまいます。
そのため、筋トレやダイエットでは鉄分は重要な栄養素といえるでしょう。
馬肉には、そんな鉄分が100gあたり推奨量の半分以上含まれています。
脂肪燃焼のL-カルニチン
馬肉には「鶏ムネ肉の約17倍」「豚肉の約10倍」「牛肉の約3倍」ものL-カルニチンが含まれています。
L-カルニチンは「脂肪の元」となる脂肪酸をエネルギーに変える、ミトコンドリアという「火力発電所」のような役割をもつ場所へ運ぶ役割をもっている物質です。
L-カルニチンが足りなければ脂肪酸をミトコンドリアへ運べず、エネルギーに変えることができないので、運動パフォーマンスが下がってしまいます。
また、使われなかった脂肪酸は脂肪へと変化しますので、余計な脂肪が増えてしまう結果に。
L-カルニチンは筋トレやダイエットに欠かせない物質で肉類に多く含まれていますが、馬肉は一般的にスーパーに並んでいるお肉よりも、L-カルニチンの量がズバ抜けて豊富です。
良質な脂質で中性脂肪がつきにくい
馬肉は、低脂肪で有名な鶏ムネ肉の次に中性脂肪が少ないお肉です。
牛肉の約5分の1の中性脂肪なので、とてもヘルシー。
また、α-リノレン酸(オメガ3)が牛肉、豚肉、鶏ムネ肉の約9倍です。
α-リノレン酸は血中の中性脂肪を下げる効果があるといわれているので、血のめぐりが良くなり、体中に栄養や酸素が届きやすくなります。
馬肉は、中性脂肪を少なくし、良質な脂質を摂ることで効果的な有酸素運動に期待ができることから、筋トレやダイエットに効果的だといえるでしょう。
高たんぱくで筋肉を作る
馬肉は食べ物の中では高たんぱくですので、筋肉を作ることはもちろん、増えた筋肉でダイエット効果を狙うこともできます。
一般的に肉類は高たんぱくです。
他のお肉と比べても、鶏ムネ肉のたんぱく質の比率が少し多いくらいで遜色はありません。
ですが、ここまで紹介してきたように馬肉は低脂質で豊富な栄養素を含んでいます。
たんぱく質だけで見るのであれば鶏ムネ肉をはじめ、他のお肉でも大差はありませんが、筋トレやダイエットに効果的な栄養素を多く含む馬肉がいいといえるでしょう。
馬肉を効果的に筋トレやダイエットに活かす食べ方
では、筋トレやダイエットに効果的な馬肉を活かすための食べ方にはどのようなものがあるのでしょうか。
おすすめの食べ方として以下の2つの食べ方をご紹介していきます。
・生食
・ロースト
それぞれ詳しく見ていきましょう。
生食
馬肉を効果的に筋トレやダイエットへ活かす場合、栄養素が失われない生肉が適しています。
生肉と聞くと食中毒が心配ですが、馬肉は他の生肉よりも食中毒のリスクが低い食材です。
食中毒のリスクが低い明確な理由は明らかになってはいませんが、平成11年~平成22年までに厚生労働省実施した調査では、市販食肉の馬肉からは腸管出血性大腸菌(O157、O26)、カンピロバクターが検出されていません。
また、生食肉での食中毒被害が話題となり牛肉の生食は現在禁止となっています。
牛肉の生食が禁止となった理由は食中毒による被害が大きく、牛が生きている時から感染しているからです。
そのため、防ぐ方法がないことから牛肉の生食は禁止となりました。
一方、馬肉は食中毒の事例がほとんどなく、被害もほとんどありません。
また、馬が生きているときから感染しているという調査結果も得られておらず、厚生労働省としても今までの衛生基準でいいと考えています。
そういったことから、筋トレやダイエットに馬肉を活かすためにも生で食べることをおすすめします。
ロースト
先ほど、生で馬肉を食べることをおすすめしましたが、それでも生で食べるのはちょっと・・・
といった方におすすめしたいのが、「ロースト」した馬肉です。
まず、厚生労働省では「ローストビーフ」の基準を「中心部まで加熱殺菌」したものと考えています。
ですので、「ウソ」でない限りは「ロースト」したお肉は生で食べるよりもさらに安全な食べ物です。
もともと生で食べても安全性の高い馬肉ですので、食中毒の心配はなくなります。
また、ローストをすることにより余分な脂質が流れ出るため少なくなります。
一方、求めている栄養素も減少してしまうのでは?と、考えてしまいますが、あまり気にしなくても問題ありません。
鶏モモ肉ではありますが、日本食肉消費総合センターの調査を元にすると、脂質は約32%ほど減少するのに対して、たんぱく質は約4%、ビタミン類は約10%~20%の減少、鉄は9%上昇でした。
馬肉の場合、脂質が多く減るのに対して他の栄養素の減少率は低く、ビタミンB12などの多く含まれる栄養素は減少しても推奨量よりも多くなります。
そういったことから、筋トレやダイエットを目的としてしているのであれば、生よりもさらにヘルシーなローストをより強くおすすめします。
ローストホース224は筋トレやダイエットに効果的な馬肉をすぐにお届け
先ほど馬肉を筋トレやダイエットに効果的に摂る方法として「ロースト」をご紹介しましたが、いくつか問題点が。
それは、「馬肉を売っている場所がない!」「馬肉の調理方法が分からない!」といった問題点です。
そもそも馬肉がスーパーに並んでいる店舗は、全国的に見れば多くはありません。
また、手に入れてとしても、火を通すと硬くなりやすい馬肉をどうやって調理しようか?といったことに悩まされます。
そこで、筋トレやダイエットに効果的な馬肉を「美味しく」「すぐに食べれる」ようにしたのが「ローストホース224」です。
ローストホース224では、1口分に切り分けた状態で専用のタレも付けてお送りしています。
そのため、料理の必要が全くない上に、すぐにおいしく召し上がることが可能です。
ローストホース224では、最高品質のサーロインを使用したローストホースをご注文後の翌日に発送しています。
到着は1~2日ですので、最短でご注文後の翌日に筋トレやダイエットに効果的な馬肉を、美味しく食べることができるでしょう。
まとめ
本記事のポイントまとめると次のようになります。
・馬肉は筋トレやダイエットに効果のある栄養が多く含まれている
・脂質が少ないだけでなくその質もいい
・効果的に食べるなら生食
・生食に抵抗があるならロースト
筋トレやダイエットでは栄養の偏りにより体調を崩してしまったり、ケガをしてしまったりするケースは珍しくありません。
バランスよく適度な食事を心がけ、そのなかでより良い効果を得るために馬肉を食べることをおすすめします。
また、筋トレやダイエット中では美味しい食事を食べることができなくてモチベーションが下がってしまうこともあるでしょう。
ローストホース224の美味しい馬肉を食べて筋トレやダイエットを成功させ、理想の体を手に入れましょう。
参照:
文部科学省 食品成分データベース
eJIME 厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』
PMC US National Library of Medicine National Institutes of Health